パイロットインターナショナルは今年10月100周年を迎えました。アメリカのジョージア州メイコンでは、パイロット創世期に議場として使われていたメイコン駅にて100周年記念行事を開催しました。新型コロナウイルス感染症のため日本からは参加がかないませんでしたが、この度フロリダ州のネイプルスパイロットクラブから素敵なリポートが届きました。100年前パイロットがどんな活動をしていたのかが紹介されています。
写真左:ベシーさん コレットPI会長とともに
パイロットインターナショナルは世界中に素晴らしい変革をもたらす奉仕団体です。
パイロットインターナショナルは1921年10月18日、ジョージア州メイコンの地において、エリザベス・レオナード率いる40名の地元の職業婦人により設立されました。これは女性参政権を勝ち取った翌年にあたります。
今年2021年10月18日、ジョージア州メイコンにある歴史的なターミナル駅に250名の人々が集まり、パイロットインターナショナル100周年をお祝いしました。この場所自体、かつてメイコンのパイロットたちがジョージア州やアメリカ合衆国を旅する際利用した駅であり、まさにお祝いするに唯一無二の舞台です。しかしながら、お祝いのハイライトはこの100年間に繰り広げられてきたパイロット会員の活躍や世界規模のパイロットの奉仕活動の寸劇による紹介でした。たとえば、第2次世界大戦中に赤十字社へ救急車を寄贈したこと、ノルマンディ―上陸作戦の際壊滅的被害を受けたフランスのベムティエの村の再建支援、食糧支援活動、プロジェクト・ホープへの支援などが挙げられます。
私たちの活動は年を経るごとに拡大し、ついにはバハマ、カナダ、日本、南アフリカなどを巻き込んだ世界規模に達し、新たな幕開けを迎えるに至りました。また、アンカーと呼ばれる若者のグループを形成し奨学金制度を設けるとともに、奉仕活動への助成金、ブレインマインダーズ活動、外傷性脳損傷から脳を守る活動、女性の権利活動、介護をする人たちへの活動、脳損傷事故を減らすためのヘルメット寄贈活動など、その活動は多岐にわたります。
100周年記念行事の真骨頂は、メイコンにあるPI本部と、長年にわたるパイロット会員とその奉仕をたたえて建設された美しい記念庭園の訪問でした。ここを訪れた時、かつてメイコンパイロットクラブの会長を務めた時のことが堰を切ったように思い出されました。私たちが行ってきたCare More, Be More and Do More活動は何事にも代えられません。自転車に乗っている子供たちがヘルメットを着用している姿を目にしたとき、思わずパイロットに感謝の念がわきます。脳損傷に関連する法案が成立し脳損傷を防ぐ研究が遂行されるとき、思わずパイロットに感謝の念がわきます。行方不明となったアルツハイマーの患者さんが名入れブレスレットのおかげで見つかったと聞いたとき、このブレスレット活動をしている団体プロジェクト・ライフセーバーにパイロットが協力していることを思い、パイロットへの感謝の念がわきます。
これを読んでいる皆様、もしあなたがパイロット会員ではないということでしたら、我々の活動への支援をお願いいたします。最大の支援はネイプルスパイロットクラブの会員になってくださることです。詳しくは私たちのホームページ又はブルテンをご覧ください。
日本の皆さんがフロリダのパイロットになることは難しいですが、皆さんの地域にもきっとパイロットクラブがあります。ご興味のある方はぜひパイロット活動にご協力ください。全国のパイロットに関する情報はこちら