2019年5月8日(水)龍岡介護老人保健施設、および6月10日(月)特別介護老人ホーム南陽園にて、「懐かしい映画を見て脳を活性化 映画鑑賞会」を開催しました。これはパイロットインターナショナルの活動方針ABCのうちの「B=ブレインマインダーズ活動」の一環で、昔懐かしく心温まる映画を見ることで楽しいひと時を過ごしていただくだけでなく、若かった頃を思い出していただくことで脳を活性化しようという活動です。昨年から始めたこの企画、今年も2か所に伺いました。映画の著作権者にはこの活動の意義をご理解いただき上映を許可していただきました。厚くお礼申し上げます。
「ブレインマインダーズ」はパイロットインターナショナルの商標登録です。詳しくはこちらをどうぞ(英語になります)
吉永小百合主演の「青い山脈」は昨年も別の施設で上映しましたが、やはり人気が高く、今回も是非にとリクエストをいただきました。元気でさわやかな吉永小百合をはじめとした若者たちの、新しい時代を切り開いていく様は、何度見ても楽しい映画です。女性も自分の意見をしっかりと持つべきである、という原作者石坂洋二郎の意図をストレートに描いた名作です。この日の鑑賞者は60名でした。途中リハビリなどで退席する方もいましたが、30名の方が最後まで一心にご覧になっていました。その熱心な姿に施設関係者も驚いていらっしゃいました。
石原裕次郎・浅丘ルリ子コンビの「花と竜」は、実在の人物玉井金五郎の人生をその息子である火野 葦平が描いた人気小説が原作です。「青い山脈」とは異なり、夫につくす女性の姿が描かれています。喧嘩のシーンなどがあり少々内容は荒っぽいですが、石原裕次郎の魅力が存分に引き出された作品となっています。30名の方が鑑賞されました。映画上映中から「かっこいいねえ」という感嘆の声が時々挙がり、上映後には「懐かしかった」と涙を流す方や、「石原裕次郎が近所で映画のロケをしていてじかに見たことを思い出した」とおっしゃるかたもいらっしゃいました。
この活動はパイロットインターナショナル本部よりその活動意義が認められ、助成金をいただきました。高齢者向けブレインマインダーズ活動は、来期もおこなう予定です。