4月10日(火)、月例会の前半の時間を利用して文京学院大学保健医療技術学部作業療法科准教授西方浩一先生よりレクチャー「作業療法と社会参加ー障害のある子どもとその家族ー」をいただきました。
西方先生は2月9日にコニー前会長からの寄付金を贈呈した医療的ケア児の家族会「mamacare」への橋渡し役をしてくださった方です。また、3月3日に講演会の講師をしてくださった神作先生の同僚でもいらっしゃいます。
作業療法は理学療法と並ぶリハビリの手法ですが、その神髄は活動の範囲を広げることを通じてその人らしさや尊厳を取り戻すことにあると教えていただきました。人工呼吸器や喀痰吸引などが欠かせない医療的ケア児とその家族は、学校などの社会参加の場が非常に限られた日々を介護に追われながら過ごしています。そのような状況にあっても、自分たち家族らしいライフスタイルの獲得や、介護に追われているお母さんの本来持っている能力を生かせる方向づけなど、作業療法士ならではの視点からmamacareの皆さんを支援していらっしゃる様子がよくわかり、感銘をうけました。
東京パイロットクラブは寄附行為だけでなく、ご寄付するに至ったご縁を大切にすることこそが学びのチャンスと考えています。
西方先生、新学期開始早々のお忙しい中、お時間を頂戴しありがとうございました。